ギア

部品製造の世界

部品の製造

プラモデルを作った経験を持っている人なら、日々世界中の工場で行われている「部品製造」というものがどれほど大変なものか、想像することが出来るでしょう。

たとえば、シャーマン戦車のプラモデル。カッコ良い主砲が伸びる砲塔の部分を作っているとき。必要なパーツを目の前にそろえ、ニッパーや接着剤を用意し、組み立ててゆく作業。
2つの部品を合わせる際に接着剤を多くつけすぎて、合わせた瞬間にプニュっと接着剤がはみ出てしまうことがあります。プラモ好きとしては「やっちまった!」という瞬間です。
とはいえ、自分の趣味の範囲内だから、気持ち的には「ま、いいか」といった気持ちにすぐに切り替えることが出来ます。

しかし、ゆくゆくは商品としてお店に並ぶことになる製品のための部品を製造する工場にとっては、「ま、いいか」で許される話ではありません。当然のことながら。
多すぎない。少なすぎない。しっかりと接着させながら、絶対にはみ出さないようにすること。これが、何よりも大切なことなのです。

パーツを合わせる時

たとえば、ディスペンサーはカメラという機械を製造する工場で使われています。
正確な量の液体を垂らすことが出来るディスペンサーは、カメラのレンズ部分を組み立てる際に使われます。レンズと、レンズを支えるパーツを合わせるとき、ディスペンサーは活躍しているのです。

ここで特にカメラのレンズという部品を取り上げたのは、カメラという機械が年々、小さくなってきているからです。
手のひらサイズのデジカメは当たり前。さまざまな機能を取り付けたケータイやスマートフォンに付いたカメラのことも忘れてはいけません。
小型化が進む分野では、ディスペンサーの役割は非常に大きなものになるのです。

ディスペンサーは、小型化にともなってますます微量化してゆくレンズ用の接着剤を、正確な量だけ滴下することが出来ます。
僕らが日々、気軽にシャッターを切っているデジカメを作るための工程に、ディスペンサーは欠かせない物となっています。